プロダクトデザイン
Product Design
プロダクトデザイナーが持つデザインのノウハウや技術を
提供することで開発プロセスを幅広くバックアップします
プロダクトデザイン
プロダクトデザインの技術で、製品開発の全プロセスを支援します
商品企画、コンセプトワーク、CGレンダリングまでのデザイン提案から、実現化に向けての基本設計、3Dデータ制作、試作モデル、量産のフォローに至るまで、製品開発をプロダクトデザイナーの視点からトータルで支援します。
デザインプロセス
シンプルでありながら
強力な3つの工程で
クライアントのイノベーションを促進します
製品をデザインする為に大切な事は、クライアントのビジネスモデル、マーケット、ブランド、ユーザーとテクノロジーを理解する事です。このプロセスでは、製品の目的や可能性、プロダクトとして成功させる為の構成を確認します。ここで策定されたコンセプトはデザインワークの核となり、クライアントとユーザーの両方を満足させる製品デザインの起点になります。
策定したコンセプトやアイデアをベースに、デザインスケッチや3DCGレンダリング、試作モデルとして具体化します。このプロセスは繰り返し行い、クオリティを高めていくと同時に、デザインの候補を絞り込んでいきます。
3DCADデータ、2DCAD図面、カラーリング、ロゴや版下などのグラフィック要素など量産に向けて必要なものを制作します。さらには製造業者との調整、量産時に発生する不具合の修正、量産試作の評価など、すべての行程においてサポートが可能です。
コンセプトワーク
ただの外観デザイン案の展開にとどまらない、商品価値をより高める為のコンセプトワーク
商品開発にとってコンセプトワークは重要なシーズになります。
外観デザイン案の展開にとどまらず、本質的な問題解決と柔軟な発想でイノベーションを創造します。
コンセプトワークのプロセス
デザイン思考やブレインストーミングなど、あらゆるアプローチを用いて、これからデザインする製品に必要とされる目的や意図をコンセプトとして策定します。そのコンセプトを起点としてアイデアを展開し、またそのコンセプトにたどり着くように、アイデアを絞り込んでいきます。
アイデアワークに
柔軟性を持たせる
コンセプトによってアイデアワークのスタイルは変化します。例えば、コストダウンが主たる目的であれば部品点数や材料について重点的に考え深く掘り下げる事で、アイデアの質を高める提案をします。反対にモデルチェンジ等で製品に新鮮さを求められる案件であれば、思いつく限りのアイデアを出し、そこから特徴的なものをピックアップしながら、新しい可能性を拡張させるデザインを提案します。
基本設計・量産設計
あくまでもデザイン案を基本として考え、機能や量産性を反映させた設計を提案します
決定したデザイン案をベースに機能やスタイリングを損なわない設計を行います。もちろん、量産時におけるコストも考慮しながら、強度や生産性など、多くの要素を高い次元で設計に反映させます。
基本設計でのデザインワーク
デザイン提案の中から外観についてクライアントからご意見をいただき、両者が目標としているイメージを理解し、あくまでもデザインを優先して、守るべきところを崩さない様に設計を進めていきます。基本設計として、樹脂成型品の他に、板金設計、機械設計、機構設計などもご提案可能です。
デザインを設計する技術
プロダクトデザインの作業を進めていくと金型や機構の関係上、意図した造形を作りにくかったり、不格好になってしまったりすることがあります。ディ・フラットでは豊富な工業デザインの経験をもとに成型方法やヒンジの活用などを考慮し、柔軟な発想で製品の外観と構造の調和を実現します。樹脂成型品のヒケやクラック、板金の溶接痕など、それらを極力回避できる設計を心がけています。
3DCGレンダリング
高品位な3DCGレンダリングで、効果的なご提案を実現します
プロダクトデザインにおいて、3DCGレンダリングはデザインモデルよりも早くスタイリングやリアルな素材感の検討カラーリングの検証を可能にします。
テクニカルイラストレーションやアニメーションも可能
必要とされる場合、構造や部品構成などがわかりやすいテクニカルイラストを作成することができます。プロモーション向けやプレゼンテーション用のGIFアニメーション、QuickTimeVR、リアルタイムレンダリング用のポリゴンデータなども制作可能です。
カタログ写真用途にも対応
カタログ写真の代替手段として3DCGはすでに有力な選択肢となっています。ディ・フラットではカタログにも使える高水準のレンダリングを作成できますので、多くのケースでは写真の撮影よりも低いコストでカタログを制作できます。既存の図面や3DCADデータからCGレンダリングだけを制作する事も可能です。
3DCGレンダリングが
最適な選択肢か
ただし、プロダクトデザインのすべてのプロセスにおいて3DCGレンダリングが常にベストな表現とは限りません。例えば、干渉してしまう状況を示す為にはCGレンダリングよりも図面の方がわかりやすい場合がほとんどですし、抽象的なデザインアイデアを呈示するのに詳細まで表現してしまうのは、イメージが固まりすぎて柔軟な発想の障害になってしまう事もあります。また、アイデアの初期段階でスピードが要求される場合も3DCGレンダリングは、不向きといえます。ディ・フラットではそのときの状況に合わせて最適な方法でご提案します。
機構・構造
様々な工業製品の機構アイデア、構造アイデアに対応します
製品における機構や構造などは、ケースバイケースで一つの解決法で答えがありません。様々なアプローチでアイデアをご提案し問題解決に導きます。
機構や構造を重視した
プロダクトデザイン
機構や構造などが価値を左右するような製品もあります。文房具など機能が重視される製品は、機構・構造だけに絞ったアイデアワークを展開し、ある程度目処がついたところで初めてスタイリングとの調和を試みます。この場合は初期のアイデア段階から、2Dや3DCADを活用しアイデアと同時に基本的な機構の裏付けも平行してデザインを進めていきます。
3DCADデータ制作
柔軟なサーフェス系と実績のあるソリッド系を使い分けて、最適なモデリングデータをご提案します
柔軟なスタイリングが得意なサーフェス系3DCADと設計性重視のソリッド系3DCADを使い分けて、要求されるベストのデータをご提案します。
3DCADによるデザイン作業のメリット
以前のスケッチや2D図面のワークフローでは、立体的な造形を理解しにくいことがありましたが、3DCADで設計を進めることで画面さえ見れば形状を容易に理解でき、スタイリングや設計状態を視覚化出来ます。またデータ納品することで、時間の短縮とコストの圧縮が実現しています。試作モデルへの移行や金型の見積り、量産の見積りなどもシームレスで行う事が可能になりました。
図面制作
完成図面は紙出力はもちろん、AutoCAD、DXF、DWG、PDFなど柔軟なご提案が可能です
クライアントの仕様に沿った図面制作や3DCADからの図面出力、意匠登録用画像図面などあらゆるフォーマットに対応します。
デザインスケッチや落書きから柔軟に図面を制作
図面制作は、工業デザインを構想から現実にしていく為の重要なステップです。より現実的に製品のイメージを固める図面は、製品を構成する部品の機構や勘合の検証だけでなく、モデル制作、3DCGレンダリング、金型見積など様々な場面に応用可能です。デザインスケッチや落書きから図面を制作する事も可能です。
ワークフローの中での
図面制作
デザインのご依頼方針がある程度まとまった段階で、クライアントのご要望があれば図面による表現を行います。デザインを詰めていく為に図面による検証が効率的である場合など、ケースバイケースでアイデア段階でも図面によるご提案をさせていただくこともあります。
指定の表題書式で図面制作
ディ・フラットでは、独自の図面書式および表題形式で図面を作成しますが、クライアント指定のフォーマットで図面制作することも可能です。自社保管用の承認図面制作などにもそのまま使えるような図面サポートを可能にします。
試作モデル
外観検証モデルからワーキングモデルまで、全てのデザインモデル製作をお手伝いします
大きさや使い勝手を確認するための簡易外観モデルから、動作や機能を確認するためのワーキングモデルまで全ての試作モデル製作をサポートします。
プロダクトデザインの
試作モデル
実際のモデル製作は外注になります。一般的にプロダクトデザインのワークフローの中でデザインモデルは1回~2回(依頼案件によっては3回以上)製作します。外注のネットワークがありますので、3Dプリンターによる安価な物や、精度の高い切削加工品まで幅広く対応します。アルミなどの金属加工、板金小物、樹脂注型品、シリコン試作、特色による塗装なども対応可能です。
提案できるプロダクト
デザインワーク
商品企画
- コンセプト策定
- 企画書作成
- アイデアワーク
デザイン
- スタイリング
- カラー展開
- 構造機構設計
技術フォロー
- 2D図面制作
- 3DCADデータ制作
- リバースモデリング
ビジュアライズ
- 3DCGレンダリング
- テクニカルイラスト
- 簡易アニメーション
その他
- 試作モデル
- 量産フォロー
対応可能ファイル形式
- 3次元データ:
サーフェス・ソリッド・ポリゴン - Rhinoceros モデリングデータ
SolidWorks モデリングデータ
Parasolid
STEP
IGES
FBX
STL
OBJ
その他のファイル形式 - 2次元データ:
線情報・ベクターデータ - PSD(Adobe Photoshopデータ)
AI(Adobe illustratorデータ)
XD(Adobe XDデータ)
HTML/CSS - デザインツール(導入ソフトウェア)
- AutoCAD 図面データ、DXF、DWG、AI、PDF
その他のファイル形式 - デザインツール(導入ソフトウェア)
- Rhinoceros、SolidWorks、AutoCADLT、Cinema4D、Flamingo
Adobe Creative Cloud(Photoshop、Illustrator、AfterEffects…)
デザイン実績
- 工業デザイン・プロダクトデザイン
- コンピューター周辺機器
- HDドライブ、DVDドライブ、DVDサーバー、指紋認識センサー、プリントサーバー
- モバイル端末
- 小型GPS端末、ハンドヘルドデバイス
- オフィス用品
- 文具、ファイル、事務用品、シュレッダー
- 健康美容機器
- 体温計、血圧計、低周波治療器、脱毛器、美顔器
- 自動車社外用品・純正用品
- アルミホイール、エアロパーツ、ステアリング、カーアクセサリー
- オーディオビジュアル機器
- システムコンポ、車載オーディオ、ポータブルDVDプレーヤー、MIDIコントローラ、液晶テレビ
- 産業機械
- 光学検査機、NC切削機、燃料電池装置、蓄電装置、水質検査機、X線装置、流体分析機
- その他
- アミューズメント機器、ゲーム機器、雑貨日用品、光学機器、カメラ、ペット用品、アクアリウム用品、防犯器具
- CGレンダリング
- 業務用什器総合カタログ用CG制作
車載装置のプレゼンテーション用CG制作
動画関連装置モデリングデータ
ご依頼の流れ
1お問い合わせ
メールフォームまたは電話・メールにてお問い合わせください。
2ヒアリング
製品開発に必要な項目についてお伺いいたします。ここでお聞きした内容を元にお見積をご提示します。
この段階で対象となる情報を整理し、コンセプトワークを進める場合もあります。
3アイデアワーク
市場調査・コンセプトワークを経てアイデアスケッチ、必要であればラフな検討図面を作成します。
アイデアのディテールを詰めていきます。2Dまたは3Dのレンダリング、検討図面、簡易なモックアップを作成します。
4提案
ここまでに出たアイデアをご提案させていただき、方向性を絞り込んだり、見直したりします。
その中から検討いただいた上で最終のデザインを決定します。
5詳細設計 / 納品
図面制作または3Dデータの制作、版下・銘板などのグラフィック要素の作成、カラー提案など最終の詰め作業を行います。またそれらを元により製品に近いデザインモデルを作成します。
最終のデザインモデル、図面による検討を行います。問題がなければここでデザインワークはいったん完了します。
フィードバックなどを材料に
デザイン作業を反復
フォローワーク
案件完了後も、不具合のご相談、追加のご要望など随時フォローいたします。